本当にお墓が必要だろうかと思うと

人間死んだらお墓に入るもの、というのがここ数百年の日本人の常識となっていますが、世界を見渡せば決してそうではありません。

有名なところではチベットでは今でも死体をハゲワシに食べさせる鳥葬が行われていますし、お墓を作らず自然に還るという考えは世界各地にあります。

その中でも海洋散骨は私たち日本人にとっては最も違和感のない葬送の方法でしょう。

四方を海に囲まれている日本では、母なる海に還るという考えはわりとすんなりと受け入れやすいものでしょう。

お墓という特定の場所にとらわれた考え方は家という制度が社会の基盤となっていた時代の産物でもあります。

現代の核家族社会においてはむしろ余計なものともいえます。

人間もこの地球の一部であり、大きな循環の中で生きて死んでいくのだと考えると、散骨という方法はこの自然のサイクルにもっともかなった方法のひとつです。

死者を弔うのに形式的な儀礼や祭祀を行うことに違和感を持っている方はぜひ散骨を検討してみてください。

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